2005年6月24日

自分に与える

僕たちが日ごろお話させていただいていることの大部分には、与えることか
受け取ることが入っています。それだけ大切なことだということです。

受け取るばかりで与えることが滞ると、得たものが淀んでしまいますし、
与え続けて周りからの好意を受け取れないと、心のエネルギーがどんどん無
くなって燃え尽きてしまいます。

つまり、このバランスはとても大切なんです。

ということで今回は、自分が自分に与えることで、与えることと受け取るこ
と両方を練習しよう、というエクササイズをご紹介します。

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1.はじめに

このエクササイズは、行き詰まりを感じているとか、アドバイスが欲しいこ
となどを思い浮かべてみるとやりやすいと思います。
特に受け取ることが苦手だなぁ、と思ってらっしゃる人
(例.人に褒められると「そんなことないですよ」とすぐに言ってしまう)
はそうしないと難しいかもしれません。

2.与え上手は誰?

そして次に、自分の目の前に3人の人がいるところを想像しましょう。

その3人はそれぞれ、尊敬していたり、安らぎを感じることができたり、
応援してくれそうだったりと、自分がポジティブな気持ちになれる人たち
になります。
もしもポジティブな気持ちになれるなら、人でなくてもかまいません。
例えば、一緒に住んでいるペットとか。
また、イメージができるのならば、抽象的なものでもかまいません。

(説明を簡単にするために、文中では3つとも人だったと想定して書かせ
 ていただきます)

3.自分に与える

うまくイメージできたら、まずは3人のうちの誰になりきるのかを決めま
す。そして決めた人をイメージした場所まで移動し、自分がいた場所へ向
かってメッセージを伝えるんです。自分へのメッセージを。

つまり、与え上手になりきって自分に与える、ということですね。

ここでの注意点は、その人に徹底的に「なりきる」ってこと。
喋り方や、身体の使い方、癖、考え方など、全部真似してみて下さい。

それぞれ3人分、気の済むまでやりきりましょう(笑)

4.まとめる

問題を抱えている時は、それに対処する方法の選択肢が1つしかないと
思ってしまったり、あるいは選択肢がありすぎてどれを選べばいいのか
わからなくなってしまったりしやすいものです。

そういう時は、さまざまな意見をまとめた一言がインスピレーションに
なったりすることが少なくありません。なので、まとめる作業はとても
大切です。

3人になりきったら最初に自分がいた位置に戻り、それぞれのメッセー
ジを受け取った後、共通点を取り出して一つの短いメッセージにまとめ
ましょう。

そのメッセージを3人のそれぞれの位置でなりきって自分に伝え、最後
にもう一度自分の位置でその言葉を受け取ります。
それが、体の中に染み入っていくような想像ができれば効果的ですね。

5.確認する

エクササイズが終わったら、やる前とやった後の違いを確認してみてく
ださい。
ほんのちょっとでも違いがあったのならば、それは成果があったという
ことです。無いのとあるのは大きな差ですから。

この、ちょっとした違いに気づけるようになると、与えることが楽しく
なってくると思います。

よかったらこのエクササイズを、お試しくださいね。


from Dai Takahasi

2005年6月17日

「自分史」を作ろう

私たちの人生は過去、現在、未来へと繋がっています。
「今日はすごく楽しかった。明日も頑張ろう!」というように、嬉しいこ
とや楽しいことなどはワクワクできるポジティブなエネルギーとして次の
明日へ、未来へとつなげることが出来ます。

でも、辛いことや悲しいこと、傷ついてしまった・・などの出来事は、否
定的な感情として自分の心の中に染み付いてしまいます。
「なんて自分は駄目なんだろう・・」としばらく落ち込んでも次第にいろ
んな状況の中でそういった感情を持っていたことを忘れてしまいますが、
しばらくしてまた悪いことが起こると、「やっぱり自分は駄目だ」「自分
なんて・・・」といった過去の思いが浮上してきて、自信も無くなって不
安ばかりがよぎるようになってしまいます。
それが自分の自己概念として心の中に張り付いてしまいます。

無意識の力はとても強いですから、どうしても同じような失敗を繰り返し
てしまうことが多くなるから、そこにまず気づくことがとても大切。
そしてそういった思い込みというのは本当に真実なのか?そういった疑問
を自分に対して持つことも大切なことです。

今回のエクササイズは、そういった自分の癖のような習慣になっているパ
ターンに気づいたり、否定的な思いを肯定的なものに変化していくことを
自分に選択させるレッスンです。

筆記用具を手元に用意して下さいね。

1、自分が生まれた時から時系列順に並べて書いて『自分史』を作ります
  。よく歴史の教科書などにある年代別に何が起こったのか?を表のよ
  うに書かれていますよね。あれを思い出して自分に置き換えて作って
  みて下さい。
  
  
  誕生ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー現在
      3歳    15歳    23歳   30歳
  
 
  誕生から今の年齢に至るまで、直線上にあなたの人生に起こった大き
  な出来事を書き出します。出来事以外でも誰か重要な人に出会ったな
  どもあれば書き込んでください。
  (ここでは横書きですが縦の方が書きやすいと思います)
 
2、書き込まれた年代を順に結び、客観的に見てどんな時代だったのかを
  書きます。23歳で就職したとすれば、ここで「親からの経済的な自立
  」というようにどんな時代を過ごし始めたのか書き込みます。
  (「鎌倉時代」「江戸時代」と項目を書き、この頃はどうだったのか
   を具体的に記していきます)

3、そして今に至るまで、何回も繰り返し起こっている体験や行動がある
  かどうか?そのことは自分にとって何の学びであるのか?を考えてみ
  ましょう。

  例えば、恋愛でいつも喧嘩ばかりして上手くいかなかった、としたら
  上手なコミュニケーションを大切にすることが学びだったのかもしれ
  ません。心配ばかりしていたとしたら、信頼が必要だったのかもしれ
  ません。
  否定的な思い込みの反対の肯定的なものを考えてもらえたら浮かびや
  すいかと思います。

4、そして、これまでの人生の目的はなんだったのか?を考えてみましょ
  う。


このエクササイズは、自分にとって最悪で嫌な出来事だったと思えるよう
なことでも、自分の何が問題だったのかに気づき、その背景にある学びの
目的は何があるのかを知ることにあります。
逆にいい出会いや思い出も、それによって自分にどんな影響を与えてくれ
ていたのかを考えて下さいね。
傷ついたり辛かったりしたことを深く考えていくのは苦しいかもしれませ
んが、この楽しい部分は比較的書きやすいと思います。

そして繰り返し起こっている悪い状況や行動などは、それは自分のパター
ンとして習慣的になってしまっている部分です。
今現在も同じような状況に陥ってしまっているとしたら、それは自分の中
で完了していないことでもあります。
終わっていない部分は何度でも手を代え品を代え練習問題としてやってき
ます。
それを終わらせるには自分に何が必要なのか、何を教えてくれているのか
を考えてみます。

自分人生って長い長いマラソンレースのようなものですから、走り続ける
のはしんどいから少し休憩が必要なんですよね。
休んで振り返ってみてこれまでどんな風に走ってきていたのかな?と自分
をチェックしてみることで、改めて今後どういった走り方をしたいのか?
を目標にしやすくなると思います。

ただ日々が過ぎていくだけだと、何も得られないことって多いんですよね
。実りのある、充実した日々を送っている方は人生において目的意識を持
っています。
それが雄大な目的ではなく、「今日の晩御飯は○○にしよう」という単純
なものだとしてもそれを作るためには何がいるのか?といった買い物リス
トが出来るし、作る時間も楽しいものに変わります。
お料理が出来上がったらそれを食べて、美味しかったら褒められるし、い
まいちだったとしてもそこから何が足りなかったのか、どんな風に変えて
みたらいいのか?と工夫が出来るようになってくるものです。

自分の人生も料理と同じ。出来上がったものには良い、悪いなんてのは無
いんです。
自分の明日をよりいいものに作り上げていきたい。その思いを大切にして
いきましょうね。


from Tomoe Nakano

2005年6月10日

言葉の力を使う

普段何気なく使っている言葉ですが、自分がいつもどんな言葉を使っているか、
どんな風に話しているか、知っていますか?

“言霊”という言葉もあるように、言葉の力は偉大です。
きれいな言葉・ポジティブな言葉を使っていると、そんないいエネルギーが
あなたから周りの人に伝わっていきます。
反対に、判断したり、批判したり等ネガティブな言葉を使っていると、相手や
周りの人に、よくないエネルギーが伝わってしまいます。

単純に考えても、自分を好きになってくれる人には優しくしたいし、自分を
嫌いな上司には一杯文句をいいたくなってしまいますよね。

なんとなく嫌な感じがするな…、なんだかわからないけれど素敵だな〜、
近づきたいなぁ等など、その人のもっている雰囲気にも言葉(頭の中で思う
思考も含め)は大きく関係してきます。

例えば、すごく好きな人がいるとします。
好きな人だから、相手にも好きになってもらいたいし、仲良くしたい。
でも、もしその人と会った時、無意識にネガティブな言葉を使っていたとした
ら…、どうでしょう?
少なくとも、相手にはいい感じは伝わらないですよね。反対に「嫌われてる
のかな。。」そんな風にも伝わってしまうかもしれません。

誰かに誉められたい、認められたい!と思っているのに、わざわざ自分で自分
を卑下するような言葉を使っているなぁ…
話をするときに、無意識にあら探しをしていないかな…、
まずは、何気なく話している言葉をチェックしてみましょう。

たかが言葉ひとつ…ですが、言葉には自分のいろんなパターンが表れます。
今日は、自分の言葉にちょっと注目してあげてください。
そして言葉を大事に使ってみましょう。

エクササイズ

1.まる一日使って自分が使う『言葉』をチェックしてみてください。
  自分の使う言葉のパターンを見てみます。

  どんな言葉をよくつかっていますか?
  家族・友人・恋人についてどんな言葉を使いますか?
  人と会った時、どんな言葉から始めているでしょう?
  誉められた時、どんな言葉を返しますか?
  反対に、ネガティブな話をされた時、どんな言葉を返しますか?

  ポジティブな言葉が多いでしょうか、それともネガティブな言葉が
  多いでしょうか?

2.次に、ネガティブな言葉の部分を、意識して、少しずつきれいな言葉・
  ポジティブな言葉に変えて使ってみましょう。
  実際に声に出して。
  人と会った時、言葉を返す時、最初の一声をきれいな言葉で始めてみて
  ください。
 
  痛みが強いと、自分から発する言葉を変える(変えようとする)だけで、
  いろんな感情がでてくるかもしれません。
  感情が出てきた時は、ただその感情を感じてあげてください。
  感情はどんなにネガティブでもOKです。ただそのままをしっかり感じて
  みてください。
  しっかり感じれたら、その上で、声に出す時どんな言葉で始めるか?
  選択してみましょう。

私達は人と接する時、一方通行ではなく、常に影響力をもっています。
何気ない言葉も大切に使ってみてくださいね。


from Junko Shiota

2005年6月 4日

社会的「罪悪感」を手放そう 

「罪悪感」って、よくお聞きになったり、ご覧になる言葉だと思います。
御自身が経験された出来事から「自分は悪いことをしてしまった。」って感じ
る、自己攻撃の感情ですね。

経験された出来事からは、まだ日が浅いケースもあれば、長い年月が経過した
ケースもあるかもしれません。

「罪悪感」でつらい思いをされる方は、御自身が決して間違いを繰り返さない
ように、片時も自分を見張り続けるようになります。無意識的になさってる場
合もあるでしょう。

もしかすると、それほどインパクトが大きい出来事だったのかもしれません。
しかし、必要以上に自意識過剰で用心深く、臆病になると、知らず知らずのう
ちに目先や未来の可能性に踏み出せないケースって、あると思うのです。

この「罪悪感」があると、人と人や社会の間にカベができます。もし、人や社
会の中に溶け込んでいても、心理的な障壁が残ったままで過ごすこともあるで
しょう。

例えば、それは盛り上がったお祭りやカーニバルの中で、一人ポツンといる風
景にも似て、寂しくないですか?

もう随分昔のことなのに、まだ「私は罰せられるべき存在だ。」とか、「誰か
から責められたり、攻撃されるべき存在。」でいるとしたら、悲しくないです
か?

「罪悪感」を持たれる方って、もとは心がピュアで、やさしく温かい、思いや
りのある方だと思うのです。だから、悩まれたんじゃないでしょうか?

もう一度思い出し、その人が持つ、いいところを取り戻し、受け入れて、楽し
くナチュラルに過ごせるようになりませんか?

今日のエクササイズは、御自身が体験した出来事から長い年月が過ぎた、ある
程度気持ちの整理がついた、でも、心のどこかに抱えた、ぬぐいきれない社会
的罪悪感を手放すためのエクササイズです。

あなたが「罪悪感」を抱えられたきっかけは、どんな出来事でしたか?

・いけないと知りながらも、繰り返してしまった、危険な恋?(不倫や浮気?
それとも?)

・仕事で、業務として一生懸命やったはずの事が、世間からはモラルを逸脱し
たとわかってビックリしたこと?(食べ物で実際と違った原産地表示をせざる
をえなかった、とか、仕事をとるために、行き過ぎた接待や交際などの贈収賄
等、いろんな例があるかもしれません。)

そこで、次のようなイメージを使ったエクササイズをご紹介します。今回のテ
ーマはちょっとハードな内容のものなので、もし、よろしければやってみてく
ださいね。

*しんどくなったり、つらくなったら、、、まだ御自身の中で整理がついてな
いのかもしれませんね。別の機会にチャレンジすることをおすすめします。


あなたが、重い荷物を背中に背負って、朝焼けの砂漠を太陽が昇る方へむかっ
て歩いていく姿を思い浮かべてみてください。

歩いていくと、日が昇り始め、そこにはオアシスがあって、たくさんのメス牛
が楽しそうに、おいしそうに水を飲んでます。

あなたもその中に入って水を飲みます。メス牛が優しい目線で微笑みながら、
こう言ったと思ってください。「一緒に飲みましょうね。」って。

心理学的な象徴を御説明すると、荷物は「罪悪感」、砂漠は「精神的な未充足
感」、朝日は「チャンス到来」、オアシスの水は「心の充足感」、そして、メ
ス牛は「愛情・友情など、包み込まれた優しさや、幸せ」のシンボルです。

飲み終わったあなたは、メス牛たちに周りを取り囲まれて、こう言われたと思
ってみてくださいね。「あなたが背負った荷物を差し出してくださいね。」っ
て。

あなたは、おののきながら荷物を差し出します。差し出し、引き渡した瞬間に
周りのメス牛たちが、あなたの信頼しているお友達や、仲間、知り合いの人に
変身する姿を想像してください。

その人たちは、あなたにこう言います。

「よく私達を信頼して、罪悪感を差し出してくれたね、ありがとう。」
「もう自分に厳しくしたり、罰したりしなくていいよ。禊(みそぎ)の季節は
終わったよ。」
「これからは自然に、楽しく生きようね。」

あなたは今、歓喜の中にいます。

「おめでとう。」の声が、あちらこちらから聞こえます。

その歓喜の中で得られる、温かさや喜びを、十分感じて、味わってみてもらえ
ませんか?


from Yasuhiro Mukai